SMILE & BRACES～スマイルデザイン&矯正治療～

皆様の笑顔をプロデュースする「スマイルデザイン」

きれいに整った歯並びは、見る者に好印象を与えます。矯正治療を選ばれる方のほとんどは、「歯並びをきれいにして顔の印象を改善したい」というご要望をお持ちです。しかし、矯正治療の目的は「口元の美しさを実現すること」だけではありません。歯並びを整え、歯本来の機能を回復し、口腔内を健康に導くことも重要な目的なのです。

麻布十番の歯医者「DENTAL STUDIO STOD 東麻布歯科」では、歯並びや咬み合わせの改善を見据えた矯正治療を行っています。矯正治療ではもちろん口元の美しさも重要なので、笑ったときに上の歯の切端（歯の先の部分）が下唇のラインと同じカーブを描く「スマイルライン」の実現にも配慮しなければなりません。当院では、デジタルカメラなどを用いて歯を撮影し、お顔全体との調和をはかりながら理想的な見た目をデザインしていく包括的審美修復の考え方「デジタルスマイルデザイン」を重視した治療を行っています。

美しい口元の条件～Eライン～

美しい口元の条件は「スマイルライン」だけではありません。横顔のシルエットにも人々に好まれる基準があります。それが「Eライン」です。

美しい口元の条件～Eライン～

「Eライン」はエステティックライン（Esthetic line）の略で、人の顔を横から見て鼻の先（鼻尖）と顎の先（オトガイ）を結んだ直線のことです。日本人の場合、好ましい側貌（横から見た顔貌）はEラインと上下の唇の先端が接した状態だといわれています。鼻筋が高い欧米人では、Eラインよりやや後ろの位置に唇があることが望ましいとされています。

Eラインの検査

Eラインは、矯正治療の検査のひとつ「セファログラム（頭部X線規格写真）」や顔貌・側貌の写真をもとに調べることができます。

不正咬合とEラインの関係

出っ歯（上顎前突）や受け口（下顎前突・反対咬合）などの不正咬合（歯並びの乱れ）は、Eラインと深く関連しています。矯正治療によって歯並びを整えれば、このEラインを改善することができます。

上顎前突の場合	下顎前突の場合

「出っ歯」と呼ばれる咬み合わせの場合、唇がEラインよりも前に出ていることがほとんどです。	「受け口」と呼ばれる咬み合わせの場合、上唇がEラインよりもかなり内側に入ることがほとんどです。

なお、歯並びに問題がないのに「Eラインが理想的ではない」というケースもあります。鼻の高さや顎の骨などの骨格的な要因がある場合などは、矯正治療を行ってもEラインの改善が望めません。

不正咬合が招き得る悪影響

お口まわりへの影響

食べかすがたまりやすくブラッシングもしにくいので、虫歯や歯周病にかかりやすくなります
発音が不明瞭になることがあります
顎に偏った力がかかることにより、顎関節症を招きやすくなります

身体への影響

食べ物をよく咬み砕くことができないので、消化器官に負担がかかります
上下の顎が正しく成長しなかったり、顔のバランスが歪んだりすることがあります
筋肉のバランスがくずれて姿勢が悪くなることがあります
視力低下の原因になるともいわれています
学力（集中力）や運動能力の低下を招くことがあります

【ピックアップ】歯並びと咬み合わせの両立が重要です

【ピックアップ】歯並びと咬み合わせの両立が重要です

歯並びを整えることと咬み合わせを整えることは、厳密には同じではありません。「歯並びを整える」という場合は見た目に重点が置かれますが、「咬み合わせを整える」という場合は、歯本来の機能を回復するという意味合いが強くなります。

ここでお伝えしたいのは「どちらが大事か」ということではなく、矯正治療においては歯並びと咬み合わせの両方を整えることが大切だということです。整えた咬み合わせを安定させるには生活習慣の改善が必要になるケースもありますが、当院では歯科矯正の専門医が治療を担当するので的確なアドバイスが可能です。気になる歯並び・咬み合わせの乱れがありましたら、お気軽にご相談ください。

治療方法紹介

ワイヤー矯正（唇側矯正）

歯に「ブラケット」という小さな装置を取りつけ、そこに通したワイヤーで歯を少しずつ動かしていくスタンダードな方法がワイヤー矯正です。ブラケット装置の役割は、均一の弱い力を歯に与え、時間をかけてゆっくり移動させることです。歯に強い力をかけてしまうと痛みが出てしまうため、長い時間をかけながら理想的な歯並びに近づけていきます。

以前は金属製のブラケットが主流で、目立ってしまうという大きな欠点がありました。しかし最近では、あまり目立たない透明なプラスチック製の装置（クリアブラケット）や歯の色に近いセラミック製の装置（セラミックブラケット）もお選びいただけます。