顎の骨を溶かす歯周病は、歯を失ってしまう病気です
歯周病は歯ぐきの炎症からはじまり、進行すると歯を支える顎の骨を溶かしてしまいます。悪化させると健康な歯を失うことにつながってしまうので、できるだけ早めに適切な治療を受けましょう。日本では成人の5人に4人が歯周病にかかっている、もしくはその予備軍であるといわれるほど蔓延している病気で、歯を失う原因の第1位でもあります。
こちらでは、麻布十番の歯医者「DENTAL STUDIO STOD 東麻布歯科」が歯周病のもたらすリスクや歯周病治療の内容についてご説明します。
歯周病を放置するリスク
歯周病を放置することのリスクは、大切な歯を失うことだけにとどまりません。お口の中で増殖した歯周病菌が血管に入りこんで全身をめぐると、深刻な全身疾患の発症や悪化を招いてしまいます。具体的には、以下のような全身疾患を引き起こしたり、悪化させたりすることが明らかになっています。
歯周病との関連が指摘されている全身疾患 | |||
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糖尿病 | 心筋梗塞 | 脳梗塞 | 誤嚥性肺炎 |
関節リウマチ | 早産・低体重児出産 | 骨粗しょう症 | メタボリックシンドローム |
歯周病とメタボリックシンドローム――。一見関連がなさそうですが、最近の研究報告によれば、肥満の方の脂肪細胞から次々と放出されている炎症物質が歯ぐきに作用し、歯周病の発症や進行を促進していると考えられています。また、糖尿病の方は歯周病にかかっている割合も高く、糖尿病も歯周病も重症化しやすいといわれています。全身にさまざま悪影響を与えかねない歯周病は、放置せず早めに治療しましょう。
海外で歯周病治療とインプラント治療を学んできました
麻布十番の歯医者「DENTAL STUDIO STOD 東麻布歯科」で院長を務める寺澤は、アメリカ・UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の歯周病・インプラント科で留学していた経験があります。UCLAからは、世界的に有名な歯科医師が多数卒業しています。
留学時代は大きな大学病院で何百という多様な症例を診ることができ、難症例にも立ち会った経験があります。いろいろな歯科医師と接しながら、複数のインプラント埋入手術や骨造成治療、そして歯周外科治療を学びました。そして専門医のアシスタントをしながら患者様に接したり、文献を読んだり、仲間とディスカッションをしたりしてさまざまな技術・知識を身につけてきたのです。そこで培った経験が、「DENTAL STUDIO STOD 東麻布歯科」での診療に役立っています。歯周病治療やインプラント治療のことは何でもご相談ください。
本当にインプラント治療が必要ですか?
失ってしまった歯の機能を補うための治療のひとつであるインプラント治療。そのほかの選択肢である入れ歯治療やブリッジ治療に比べてまわりの歯に負担をかけないうえ、比較的よく咬める、審美性が高い、清掃性に優れているといったメリットがあります。
しかし、人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋める外科手術が必要になるため、少なからず身体に負担がかかります。インプラント治療を行う際は、長い目で見て「将来的な治療の再介入の可能性を減らすことができるのか」などをしっかりと考慮し、本当に必要かどうかを見極める必要があります。
迷っている方へ~セカンドオピニオンのススメ~
インプラント治療を受けるかどうか迷っている方、インプラント治療に不安がある方、できれば歯を抜きたくないと思っている方は、セカンドオピニオンを受けることをおすすめします。セカンドオピニオンとは、主治医から受けた診断や提案された治療方法について、第三者であるほかの専門家(歯科医師)に意見やアドバイスを仰ぐことです。先生や病院によって考え方や経験、設備などが異なるため、診断の結果や「最善の治療」が同じとはかぎりません。だからこそセカンドオピニオンを活用し、納得してベストな選択肢を選ぶことが重要なのです。
当院ではセカンドオピニオンに対応し、カウンセリングから再診断まで行っています。インプラント治療を行うにあたっては、その部分を局所的に診るのではなく、口腔内全体の総合判断が重要です。豊富な知識と実績をもとに、歯科用CTなどの優れた診断機器を活用しながらより正確な診断を行っていきます。効果的な埋入本数を割り出し、患者様の身体的な負担だけでなく、経済的負担も抑えられるように考慮しています。