口もとの悩みの中でもよく耳にする「ガミースマイル」。笑ったり大きく口を開いたりした時に歯ぐきが出てしまう事をコンプレックスにされる患者さんは多くいらっしゃいます。実はそのコンプレックスは歯科治療で大きく改善できるかもしれません。。今回はガミースマイルをテーマに、原因や治療方法について詳しく解説します。
ガミースマイルとは・・原因やお口の状態
ガミースマイルとは、笑った時や話している時の唇の動きから歯ぐきの大部分が見えてしまう状態のことを言います。一般的に歯ぐきが3mm以上見えているとガミースマイルと考えられます。
歯ぐきが歯を大きく包み込んでしまっている状態や、リップのダイナミックな動きによるもの等、原因のほとんどが歯ぐきと唇に起因します。もともとの骨格的な要因、歯の生え方や歯並びの影響を受けるものもありますが、これは少数です。
↑この写真のように歯に歯ぐきが大きく被さり、歯が短く見えてしまうものです。
治療方法・歯ぐきへのアプローチ
治療方法はガミースマイルとなっている原因によって異なり、原因ごとに大きく3つに分けられます。①と②は審美を治療を行なっている歯科医院で治療可能ですが、③は口腔外科での手術が必要となります。
①歯ぐきに問題がある場合
歯ぐきが大きく歯に覆いかぶさっている事により歯が短く見えてしまう
②唇の薄さや動きに問題がある場合
唇が薄いまたは唇の大きな動きで歯だけではない広い範囲の歯ぐきが見えてしまう
③骨格に問題がある場合
上顎骨が過成長して手前または下に出ることによって歯ぐきが露出してしまう
一般的に①の原因でガミースマイルとなっていることが多いと考えられており、当院に相談にいらっしゃる患者さんでも約８割が①のパターンに当てはまります。①の場合は歯ぐきのカットを行う治療法ですが、手軽な治療で印象が大きく変化します。今回はこちらの治療にフォーカスを当ててみましょう！
歯肉切除とは・・施術の流れや所要時間
ガミー スマイルの治療で一般的なものが「歯肉切除術」で、歯ぐきを切り取る治療法です。
前述したように、歯ぐきが歯に大きく覆いかぶさっている場合(①で示したケース)に適応されます。
人によってお口の状態は異なるため、切除する本数や長さはカウンセリングによって丁寧に確認していきます。
施術は、切除する歯ぐきの周りに麻酔を打ち、歯ぐきが短く見えるように切り取ります。切除する範囲にもよりますが、所要時間は30分程度。治療後は麻酔が切れたら通常通り生活していただくことが可能です。痛みが出ることもあるため痛み止めを飲んでいただきますが、腫れることはほとんどありません。
治療してみると・・こんなに印象が変わる！
実際の症例画像でbefore/afterを見てみましょう。
まずは口角が上がった状態での経過です。上段から中段にかけて歯にかぶさった歯ぐきの切除を行ない、下段では歯ぎしりで失われた前歯の形を整えました。
次は歯と歯ぐきにフォーカスした写真です。くちびるが写らない状態だとよりその変化がわかるかと思います。
施術前後の写真を２つの視点から比べました。歯ぐきのバランスを整えたことで、口もとの印象が大きく変化しています。歯の長さや形、歯と歯ぐきのバランスを調和させることにより、お顔の印象も美しく変化させることができます。
まとめ
今回はガミースマイルの治療について紹介しました。ガミースマイルの治療で自然な笑顔に自信を持つことができます！手軽な治療であなたの抱えるコンプレックスは大きく改善できるかもしれません。お悩みを抱えている方はお気軽に当院までご相談ください！
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